千秋日記
7月16日(木)
曇り ときたま 小雨
今日も鐘の音を聞く事が
出来ました。
意味も無く
拝んでしまう石垣です。
今日は松のお話を・・。
秋田は日本海に面した
風光明媚なところです。
砂浜は東北の中でも
距離、面積とも
1番だと自負しています。
夏になると
秋田の海水浴場は
岩手ナンバーの車で
いっぱいです・・。
わざわざ遠くから
ありがとう・・。
今年もおいで下さい。
ただ・・ここ数年の
松食い虫の被害で
美しかった
海岸線の松林は
一部を除いて
ほぼ全滅となりました。
*絵/石垣の力作
日本には
もともと存在しなかった
マツノザイセンチュウが
外国の木材に巣食って
入国したのが起点です。
マダラカミキリは
いわゆる必要悪の存在で
松に対する影響は
ほぼ皆無だったんです。
ところがこのカミキリが
手助けをしてしまう。
ちっちゃなセンチュウが
カミキリにくっついて
あっちの松、こっちの松と
移動するわけです。
センチュウが松に入ると
3ヶ月であっという間に
枯れるんだそうです。
それが九州から
日本海の沿岸を
北上してきました。
秋田の松の名所と言えば
象潟です。
松尾芭蕉も訪れ
句を詠んでいます。
「象潟や雨に西施が
ねぶの花」
西施は女性の名です。
秋田の沿岸の松が
ほぼ全滅の中で
秋田県最南端の象潟は
被害を最小限に
押さえています。
指導者(当時の町長)が
偉かったんですね。
北上している事に
危機感を覚え
いち早く対策を
とったそうです。
木に直接注射する
樹幹注射と
上空からの散布で
被害を最小限に
押さえました。
でも、隣町の金浦や
仁賀保、西目、本荘、
岩城そして秋田市、
天王、男鹿あたりは
見るも無惨な
姿になっています。
ハッキリ言って
人災です。
秋田市で一番綺麗な
松林を見たいなら
秋田カントリークラブが
最高です。
ゴルファーにとっては
難敵の松ですが
景観としては素晴らしい。
毎年多くの予算をかけて
守っているんです。
そしてもう一つが
千秋公園。
松下門の松なんですが・・
写真ではイマイチですが
生で見ると
その枝振りの良さに
驚きます。
本丸の義尭公の
銅像の周りも松の巨木で
覆われています。
一度人間が手を入れた
自然は・・未来永劫
手を入れ続けなければ
保たれません。
沿岸の枯れた松を
見るたびに・・・
「これ人災だよな〜」と
思う石垣でした。

